ヨゼフの墓の焼き討ち

(10月8日)

アンジェロ 春山 勝美 神父
Fr.Angelo Haruyama Katsumi, OFM
haruyama@netvision.net.il

 7日の午後、ナブラスにあるヨゼフの墓が焼き討ちにあいました。6日の晩のニュースではIDF(国防軍)が暫定自治政府の関係者との話し合いで、攻撃しないとの約束で,引き上げた後の出来事でした。
 これまでも、イスラエル軍のパレステイナ住民に対する過剰攻撃が問題になっていますが,7日から48時間以内に暴力行為を止めないなら,本格的な掃討作戦をすると警告しています。
 パレステイナ暫定自治政府は今回の衝突の犠牲者を「殉教者」と称え,死者を出した家族には3000ドル,負傷者を出した家族には2000ドル、支給するとの話です。コンピュータの値段ですね。
 つらつら見るに,ここでの問題は宗教の問題と同時に貧困の問題でもあります。難民キャンプに取り残されたパレステイナ人とか,職のない若者が事件の主役なので、考えさせられます。旧市街で,商売している者たちには迷惑な事件なのでしょう。八日間店を閉めましたが,抜け駆けした店もあったし,今日は午前中だけ店を開けました。

そして今日のメインはWebで撮った写真「ヨセフの墓の焼き討ち」を送ってみます。彼らを「Swarm」と呼び捨てていました。
Jerusalem Postの「http;//jpost.com/」 からとりました。ヨルダンで発行している英字新聞のアドレスがわかれば面白いのですが。