昨年に引き続き、今年は4人の兄弟と3人の青年が日本から参加しました。日本組のリーダーは兄弟アルフォンソ・プポ、他に召出担当の兄弟松本巌、有期誓願者の兄弟高松尚志、修練者の元田勝哉。OFMベニス管区のグループ(約60名)に合流して参加しました。アシジでは約1500人の若者たちが集まりました。 7月24日〜8月2日 |
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兄弟 元田 勝哉 |
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兄弟 マキシミリアノ高松ofm 神様の深いあわれみと日本管区の計らいによってこの度アシジマーチに参加できたことをまず感謝したいと思います。言葉の壁や文化習慣の違いなど多少の不安を抱えつつイタリアへ行きましたが、その不安をはるかに凌駕する恵みの体験を頂いて帰って きました。 すごしやすい天候のなか、フレンドリーなイタリアの兄弟姉妹と絶え間ない気遣いをくださる日本の兄弟姉妹に支えられながら、「どのように愛する?」というテーマの下、用意されたプログラムに参加することができました。毎日毎日、イエスの心、イエスのまなざし、イエスの選びを思い巡らしながら、歩き、祈り、歌い、 踊り、交流を深めながら、自己との和解、被造物を含めた兄弟姉妹との和解、そして 神との和解を目指しました。 昼のプログラムの中で、松本師より広島長崎の原爆のこと、千羽鶴のいわれと、今年のフランシスカン・ファミリー(FF)の合同初期養成 のことが紹介されました。そして、日本人の青年達がイタリアの青年達に鶴の折り方を教え、ポルチウンクラに到着するまでの毎日時間を見つけては千羽鶴作成に励みました。平和のシンボルである千羽鶴を、参加している青年皆で文化も言葉も超えて折る姿に深いものを感じました。出来上がった千羽鶴を携え、一日早くアシジを後にしたわたしは、関空到着後、その 足で広島に向かいました。京都から長崎に向かって平和巡礼の旅をはじめていたFFの合同初期養成に合流するためです。 広島で出迎えてくれた兄弟姉妹とともに、折鶴を奉納し、広島・長崎と巡礼の旅を続けました。普段なかなか接することのできないFFのブラザー・シスター達との交流は、フランシスカン的朗らかさにつつまれ、平和を祈り、26聖人の歩みに思いを寄せながら意義深いものとなりました。 アシジマーチと合同初期養成では多少趣きを異としてはいますが、わたしのなかでは一貫し たものがあったように思います。平和の人師父聖フランシスコが全兄弟姉妹をどのように愛し、どのようにイエスとの一致を成し遂げていったか……初誓願を宣立したばかりの自分には及びもつかない遠い道のりですが、フランシスカンに招かれていることの喜びを心から感謝しながらこの巡礼を終えました。この喜びと感動を限られた巡礼の時にとどめず、毎日の生活のなかで寄留者・旅人として証してゆかねばと駆り立てられる思いです。 神に感謝! |
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7月24日、成田発オーストリア航空機内。元田君のトレードマーク、タオル!
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7月25日正午までベニス観光ができた。
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溜息の橋。何の溜息だろう?(左側は宮殿。右側は監獄) |