小さき兄弟会総集会 |
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個人として、また兄弟体としての内省のために 1.「わたしたちは神の「はい」を全被造物に響き渡らせたいのです。……;すべての男性、女性と共にいてくださるために神が来てくださったことを。……;また、それから神の最終的「はい」が平和と正義のうちに生きている全被造物に与えられることを。わたしたちは、この希望のメッセージを、この希望のメッセージを、わたしたちの個人的、また兄弟的生活の中で体現したいのです。」(n.1) ・読む 全地をキリストの福音で満たすために(FEGC)、n.59;キリストからの再出発(SAFC)、n.33 ・内省 この使命を果たすために、個人、また兄弟体、それぞれのレベルで、どのような要件が伴うだろうか。この使命によって、どのような変化が必要となるだろうか。これらの変化を明確にすることのできる、これと思う3つの側面を挙げてください。 2.「特に、わたしたちは心地よい生活スタイルに適応させようとして、福音の預言的言葉を薄めて解釈することのないようにしなければなりません。・・・このような中で、わたしたちの信仰体験とフランシスカン霊性の本質に立ち帰る緊急性があることを、わたしたちは認識しています。」(n.2) ・読む 「裁可された会則」全文、会憲
1と5;SAFC, nn.24,45 ・内省 福音と会則の徹底的な要求の光に照らしたとき、個人、また兄弟体のレベルにおけるわたしたちの姿勢はどのようなものであるか。わたしたちの霊性において、どの要素が本質的なものであると思うか。個人、また地域共同体、管区共同体のレベルで強めなければならない点は何か。誓願文の光に照らし、キリストに従うために求められることによりよく応えるため、自分の生活のどのような側面を強める必要があると思うか。 3.「わたしたちは先人たちの働きを賞賛するだけで満足することは出来ません。むしろ、彼らから鼓舞され、励まされて、現代という歴史的時間の中でわたしたちにふさわしい部分を展開していかねばなりません。」(n.3) ・読む 訓戒6と7;奉献生活 n.110 ・内省 わたしたち小さき兄弟は、フランシスコ会の歴史においてこの時代にわたしたちに与えられた一頁を書いていると、あなたは思うか。肯定的側面を挙げるとしたら、それは何か。足りないものは何か。この聖霊の呼びかけに応えるために、2つ提案をしてください。 4.「キリスト者の歩みの本質的な要素は、時のしるしを調べ、それを福音の光に照らして解釈する生涯にわたる能力です。」(n.6) ・読む ルカ福音書12・56;会憲 102§2 ・内省 これらの文章から、あなた個人の生活、また共同体の生活のために、どのような結論を導き出せるだろうか。あなたの考えでは、今の時代、教会において、社会において、またあなた個人の生活において、最も重要な「時のしるし」は何であろうか。わたしたちが生きなければならない現実の中で、「福音の種」の肯定的しるしは、どのようなものだろうか。 5.「わたしたちは、福音的識別の道を……歩むように呼ばれていると感じる。」 ・読む 奉献生活 n.73;SAFC n.12;新しい千年期の初めに n.3;あなたがたは皆兄弟であるV、7 ・内省 「聖霊によるものと、聖霊に反するものとを見分ける」(奉献生活
73c)ために、識別の心構えをもって生活しているだろうか。このことを果たすために、あなたはどのような手段を用いているか。あなたの所属する支部、また管区の共同体は、識別の姿勢のうちに生きているだろうか。その答えの根拠となる2つのはっきりした側面を挙げてください。わたしたちの生活と使命とを、福音的、またフランシスコ会的価値の上に再構築する必要性、そしてわたしたちの存在をより意義深いものにすることを目指して再考する必要性について、あなたの管区はどのように取り組んでいるか。 6.今日の男性、女性に影響を与えている緊張や危機は、わたしたち小さい兄弟会にも影響を与えるものである。彼らと同じようにわたしたちも、「市場エコノミーと連帯のエコノミーとの間」(nn.12-13)、原理主義と対話との間、イメージへの関心とシンボルの挑戦との間の緊張を感じている。またわたしたちは、しばしばそのために高い代償を支払うことになるが、信仰の危機、倫理の危機、そしてそのほか「わたしたちの社会を批判してきた多くの要素」(n.20)が、自らの内にあることを感じている。 ・読む 全地をキリストの福音で満たすために、nn.190-194 ・内省 あなた自身、またあなたの支部、管区の共同体は、このような緊張をどのように生きているだろうか。それは、危機にある時代に合わせてわたしたちの信じる体験を再創造する務めをわたしたちに与える、恵みの機会となっているだろうか、あるいは死をもたらす状況となっているだろうか。わたしたちの周囲に見いだされるこれら「死のしるし」は、どの程度、わたしたちに影響を与えているだろうか。こういった緊張のただ中にあっても見いだされる希望のしるしを挙げてください。 7.「絶えず変化するこの世界にあって、世界に広がる兄弟体の現実と受け継いだ会の組織とをどのように調和させるかを決定するに当たり、わたしたちの間には、諸々の緊張がある。(n.20) ・読む 2001年総評議会最終文書pp.5-8;2001年総評議会へのジャコモ・ビニの報告PP.33ff;総会への総長報告書nn.199-201 ・内省 命・生活に奉仕するものとするために必要な、わたしたちの会の組織の再考に対して、あなたはどのような姿勢を持っているか。世界の兄弟体のニーズに対するあなた個人の姿勢、またあなたの共同体の姿勢はどのようなものか。人材、財政、考えにおける貢献といったさまざまなレベルで、会の事業への連帯はどの程度、行われているか。連帯の感覚を、どのようにしたら強めることができるだろうか。 8.「わたしたちは、より大きな信頼の環境を創り出し、相互の一致を促すことが絶えず必要であることを認識している。」(n.20) ・読む Rb 6、7-8;会憲 38-42;フランシスコ会の今:考察と展望、V1;対話のうちに福音を宣教する、指針;フランシスコ会養成綱領, nn.70-76;共同体における兄弟的生活、nn.29-35;あなたがたは皆兄弟であるV、6;総会への報告書、n.202;SAFC, n.28 ・内省 対話には、さまざまな徳の実践が伴う:尊敬、謙遜、尊重、思いやり、平和などである。わたしは、どのような徳を対話と結びつけているだろうか。あなたの共同体では、どの程度、対話、家庭的雰囲気、協働が見られるだろうか。支部、管区、世界の兄弟体という家族に所属しているという意識があるだろうか。所属意識を高めるには、どのような方法を用いることができるだろうか。共同体における真の交わりの生活のため、わたしたちはどのように自分を養成したらよいだろうか。 9.「重要でない、過ぎ去る物事のイメージに満ちた文化のただ中で、わたしたちの存在意義を再創造する」(n.24)ことは、わたしたちの生活と使命の、現在、そして未来における最大の挑戦の一つである。 ・読む SAFC, nn.12-19;全地をキリストの福音で満たすために、nn.190-194 ・内省 このことは、わたしたちの個人、また共同体の生活にとって何を伴うか。わたしたちの生活が意義のあるものになるためには、どのような特定の側面において回心が必要か。 10.「巡業の旅(itinerancy)での出会いと対話を通して、わたしたちは隣人との生活を分ち合い、彼らとともに生活への情熱と喜びが周りに広がっていくようなしるしとなる文化を創りあげるために最大の努力をします。」(n.24) ・読む 全地をキリストの福音で満たすために、nn.122-126. 157-164. ・内省 わたしたちは、いのちのどのようなしるしを伝播するものとしているか。わたしたちは、どの程度、希望と平和の文化の作り手となっているか(n.33)。この文化は、個人、また共同体のレベルで、わたしたちにどのような姿勢を求めるのか。わたしたちが生活し、小さい兄弟会としての使命を担うこの環境において、この文化を作り出すためには、どのような具体的な方法を実践するように呼ばれているだろうか。 11.「信仰は単なる知識ではありません。信仰とは神と人との間で常に開かれた対話です。神は歴史の中で人間に語りかけ、人間は歴史の中から神に答えます。それは絶えることなく続く相互の関わりです。」(n.25) ・読む マタイ福音書13・31‐32;新千年期の初めに、nn.32-39;SAFC,
nn.24-26;フランシスコ会養成綱領 nn.66-69 ・内省 信仰と言うとき、わたしたちは何を意味するか。真に信仰をあかししている人を何人か挙げられますか。第27項の光に照らして、この時代に、わたしたちの信仰生活のどのような特定の次元が強調されなければならないと思うか。主との真の交わりの生活を生きるため、わたしたちは自らをどのように養成したらよいだろうか。 12.「対話はわたしたちの生活のすべての次元にかかわっています。被造物に対して、社会に対して、兄弟体の中で、そして宣教において、このようにすべての次元にかかわっています。」(n.28) ・読む 全地をキリストの福音で満たすために、nn.157-170 ・内省 わたしたちは、対話のために自らをどのように養成しているだろうか。対話のあらゆる側面において、わたしたちは自らをどのように養成しているだろうか。30から32項に照らし、平和への道としての対話に関して、成長するように自分が呼ばれており、共同体も成長しなければならないと感じられる具体的な側面を3つ挙げてください。 13.総括文書の30から32項は、対話の3つの次元について考察するよう、わたしたちを招いている。 ・読む 総括文書nn.30-32 ・内省 「関わりへの回心」あるいは対話への回心を促す3つの姿勢・行動を選んでください。 14.「はっきりと断言したい事があります。それは、わたしたちの抵抗している諸変化というものが、じつは信仰的な見方からすると、兄弟たちの運命を共有することを可能とさせるものだということです。」(n.34) ・読む SAFC, n.23; フランシスコ会養成綱領 nn.77-83 ・内省 教会、わたしたちの会、世界において起こっている変化を、あなたはどのように生きているか、共同体はどのように生きているか。あきらめをもってだろうか、あるいは情熱をもってだろうか。 15.「わたしたちのこの旅において、わたしたちは、兄弟体の聖性への強い呼びかけを感じている。」(35) ・読む フランシスコ会の今:考察と展望T;総会への総長報告書 nn.149ff. ・内省 巡業の旅を歩むというあり方を、自分としてどのように培っているか。(n.36参照)「兄弟体が共に得る聖性」という言葉から、あなたはどのようなことを考えるか。 16.「使徒職に励めば励むほど、個人的な献身を主イエスに捧げれば捧げるほど、また、共同体生活が兄弟的なものになればなるほど、組織としての小さき兄弟会固有の使命にもっともっと参与するようになり、わたしたちは本当に福音化する者となるでしょう。『人は、キリストのうちに生きれば生きるほど、他者の中におられるキリストに仕えることができるようになり、はるか遠くのまでにも足を伸ばし、きわめて大きな困難に直面するようになります』。」(n.38) ・読む 会憲 83-88; SAFC, n.9; 新しい千年期の始まりに n.40; 奉献生活 nn.94-95; 全地をキリストの福音で満たすために、nn.47-104 ・内省 「だれも持っていないものを与えることができない」という言葉から、あなたはどんなことを考えるか。 「使命の最前線までも」赴き「最大の危険にさえ立ち向かう」人々もいれば、小さい兄弟としての固有な使命を果たすために出て行くことを恐れる人々もいる。その原因をいくつか挙げてください。福音を伝える共同体としてのあなたの・わたしたちの本当の体験は何だろうか。 17.「福音化の方法における画一的で同質なヴィジョンほど非フランシスカン的なものはありません。福音を創造的に、またラディカルな方法で具現化していく様々な発端を見つけ出し、活気づけ、実行していくのがわたしたちのカリスマなのです。」(n.39) ・読む Rnb 7; Rb 5; 会憲 76-82; 総会への総長報告書nn.156-160. ・内省 あなたの管区共同体には、どのような福音化の方法がありますか。「福音を創造的に、またラディカルな方法で具現化」させるという必要な試みの原則を大切にしているだろうか。会員たちが生き、働く状況の具体的な必要性によりよく応じるため、あなたの地域および管区共同体で確立することのできる福音化する他の方法を挙げてください。 18.「わたしたちは多様性のうちにある交わりである神、そして交わりのうちにある多様性である神を証ししていかなければなりません。」(n.42) ・読む SAFC, nn.28-31. ・内省 わたしたちの生活は、交わりであられる神の「しるし」となっているだろうか。肯定的、また否定的な表れを挙げてください。 19.わたしたちの生活様式には「信仰が必要です。信仰はわたしたちを刺激して出会いと対話の道を進ませて行かせます。この道を進んで行くと、社会の亀裂があるところたどり着きますが、わたしたちはそこにおいて、平和と正義という共通のプロジェクトの内に兄弟姉妹たちと一つになるのです。」(n.44) ・読む 会憲
89-110; 今日の会における召命、nn.20-25.31-35;
福音はわたしたちに挑戦する、nn.24-38;
平和の道具(索引参照) ・内省 わたしたちの福音化活動において「優先される」人々はだれか。わたしたちは、自分たちをどこに、だれの側に位置づけているか。各地および管区共同体は、平和と正義のための計画を持っているだろうか。 20.「宣教する兄弟体へと自分自身を変えていくという課題には、回心という大きな挑戦が伴っている。」(n.45) ・読む 会憲
83-88; 2001年総評議会最終文書pp.7-8;
あなたがたは皆兄弟である,U,8; フランシスコ会養成綱領nn.84-91;
OFM学問綱領
nn.28-31 ・内省 福音宣教の奉仕のため、わたしたち自身、そして志願者を、わたしたちはどのように養成しているだろうか。 |